ロッキン行くか迷ってるポルノファンの背中を押したい
タイトル通り。
「ROCK IN JAPAN FES. 2019」にポルノグラフィティの出演が決定しました。ポルノ出るなら行きたいな、でもフェスとか慣れてないしどうしようかな、東京ドームもあるしな…って思ってるポルノファン、結構いるんじゃないですか。あのね、迷ってる人、これ絶対に行った方がいい。絶対に。どうか背中を押させてくれ。
ポルノのロッキン出演は2年ぶり2度目。2017年に初出演だった。そのときの思い出をひたすら語ります。
その頃、アミューズフェス以外で毎年出ているフェスはないけど、『ポルノがフェスに出る』こと自体は、そんなに珍しいことではなかった。以前はap bank fesやテレビ朝日ドリームフェスティバルなど、テレビで活躍しているJ-POPアーティストたちが多く出るフェスへの出演が多かったものの、ここ数年はMONSTER baSH、JOIN ALIVEなど、いわゆるロックフェスへの出演も増えてきていた。
でも、「ROCK IN JAPAN FES. 2017」(=RIJF)への出演が発表されたときは本当に驚いた。ほんっっっとうに驚いた。ロッキンだけは、きっと今後も呼ばれることはないって思っていた。なぜなら、RIJFを運営するロッキング・オンから、ポルノは避けられてきていたから。
昔の発言まで引っ張ってこれるほどのソースを持ってないので深くは語らないけど、かつてポルノは『商業ロック』などと揶揄されていて、雑誌「ROCKIN’ON JAPAN」に取り上げられることも、RIJFに出演することもなかった。サウダージやアゲハ蝶がミリオンヒットしても、赤りんご青りんごBESTがバカ売れしても、作詞作曲をポルノ2人だけでやるようになっても、本間さんのプロデュースが外れても。…ロッキンとポルノの間には、長年ずっと確執めいたものがあった、と思う。
それが!! 2017年、急にRIJF出演が発表されて。めちゃくちゃ驚いたけど本当に嬉しかった。RIJF自体、以前よりロキノン系に偏らず、アイドルやJ-POP系も出演するようになっていたのもある。でも、やっぱりそれでも『今のポルノはロックバンドだ』ってロッキンから認められたような気分だった。
ポルノの出番は4日間のうち最終日、一番大きいステージである「GRASS STAGE」で、大トリのひとつ前だった。このときの大トリは「君の名は。」で前前前世が特大フィーバー中だったRADWIMPSで。そりゃもうみんなラッド聴きたいわけ。前前前世、聴きにきてるわけ。そんな大注目の大トリのひとつ前の出番。
私なんてただの1ファンなのに、めちゃくちゃ緊張してた。ロッキンの客層にポルノは受け入れてもらえるのかな。ちゃんと盛り上がるかな。初出演でいきなり6万人規模のGRASS STAGE、大丈夫かな。会場スカスカだったら絶対ポルノ悔しがるよな。ラッド待機の人もいるだろうけど、ポルノの目に入るところで棒立ちされたらやだなぁ…とかすごくいろいろ考えちゃって。
でも始まってみたら、そんなの全部杞憂でした。
セトリは以下。
2.メリッサ
3.アゲハ蝶
4.THE DAY
5.渦
6.Mugen
7.オー!リバル
~Before Century~
8.ハネウマライダー
9.アポロ
もうなんか大正解じゃん。これだよ。「RIJF初出演/GRASS STAGEのセトリ」の正解はこれでしかなかった。
1曲目は、アポロとかメリッサとか正直もっとわかりやすい選曲でくるかと思ったけど、今宵ですよ。ACE/JOKERで本間さん作曲を完全卒業してからの、最初の曲じゃないですか。なんか、意地感じない?もう好き。
アゲハ蝶の大合唱がとにかく凄くて。間奏終わったあと大サビで歌う人が極端に減って、それだけアウェイなんだってこと思い出したんだけど、逆に言えばそれまで忘れてた。ポルノファンも、はじめての人も、みんなでラララ…歌ってさ。ロッキンのお客さんの全力で音楽を楽しむ姿勢があってこそ、あれだけの合唱になったんだろうな、と。東京ドームのファン5万5000人のアゲハ蝶も本当に感動したけど、この時は、それとはまた違った感動。曲終わりに目の前のポルノファンではない男子たちが「やべぇ…やべぇな…」って噛みしめるようにつぶやいてたのが印象的だった。
大ヒットナンバーが並ぶ中、THE DAYやオー!リバルで近年のポルノもしっかり魅せて。まさかの渦では、いわゆる裏ポルノ的な要素もチラリと。もしこのへんやってくれなかったら、ちょっとモヤっとしたかもしれない。晴一さんが言ってた「昔のヒット曲だけやる懐メロバンドにはならない」って想いは、ここに出てたよ。それで、しっかり盛り上がってた…!(リバルのイントロでは非ヲタからも歓声上がってた、と思う)
MugenやBefore Centuryでは観客全員巻き込んで声出させて、ハネウマでタオル回しして。みんな本当に楽しんでて、終わってから「参加型だねー!」「ポルノ、煽りうますぎる!」って声めちゃくちゃ聞いたわ。
そしてアポロ。この曲はやっぱり特別で。デビュー曲だからポルノにとってもファンにとっても特別なのは当たり前として。たぶんファン以外はデビュー曲とまで知らなかったかもしれない。けど、昭仁さんが歌いだした瞬間、もう「アポロ待ってた!!」って感じの反応で。一番沸いてたのはやっぱりアポロだったかなぁ…。
と、いう。あっという間の、でも濃密なライブ。
お祭り騒ぎだけじゃなく、現役バンドとしての爪痕も残したセトリ。それで会場にいた主にロキノンファンからなる6万人の観客、ガッツリ盛り上げきって、間違いなく大成功だった。そして、そんな風に観客の心をつかんだかっこいいポルノの姿を見られただけで、その空間に居られただけで、心底幸せだと思った。
もう本当に、夢のような時間だった。
・・・ね。今年、どうなるのか気になるよね。行きたいよね。見届けたいよね。
まだタイムテーブル出てないけど、前回の集客からいってきっとGRASS STAGEは確定だと思うし、同じくらいの曲数やるでしょう。
ハネウマは外れないだろうね。アポロやメリッサもやっぱりやるかな。今年こそMアワやるかな。そのへんももちろん楽しみなんだけど、やっぱり今回は、ロッキンの観客に全力でゾンビぶちかましてほしい…!!!!欲を言えばカメレオン・レンズも聴きたいけど。いや、ラックやってくれてもいいんですよ。ワンモアタイムもいいと思うなぁ。アルバム曲も1曲くらいどうかな、敵はどこだ?かANGRY BIRDとかアリじゃないかぁ。。。
で、これもしも大トリだったりしたら、夕方からだんだん暗くなって、後半は照明の演出も効いてくるし最高なんですよねぇ…。まあそこは青い期待を持ちつつ。。
ね。行くよね?
ハイ!!
RIJF 2019チケット第6次抽選受付はは6月10日(月)19時が締切ですよ!!
急げポルノファン!!
8月12日、ひたちなかで会おう。
⇒ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019